일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こうだんせんせい

講談先生

坂口 安吾

坂口 安吾의 講談先生(こうだんせんせい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,706자 · 4화면

아오조라 문고

僕は天性模倣癖旺盛で、忽ち人の感化を受けてしまう。だから、人の影響はのべつ受けてばかりいて、数えあげればキリがない。けれども、この人には負けたくない、というような敵意を持つ場合もあるもので、この人の作品を読むと惹きこまれるから、もう読むまいと決心するようなこともあった。これが本当の影響を与えた人かも知れないが、こういう本当の書斎の中へは他人を入れたくないから、僕は語らない。

僕は今書いている歴史小説に、かなり多く「講談」から学んだ技法をとりいれている。講談の技法を小説にとりいれたら、と考えたのは十年ぐらい昔からのことで、それは、フランス・写実派の技法が、僕の観念とどこかしら食い違うところから、なんとなく心を惹かれ始めたのである。

写実、つまり、文字で描くということは、トリビヤリズムに堕し易く、思うことの中心を逸することが多い。小説は元来「語る」べきもので、第一に、そう考えた。語るように書く、というのは当然の話だけれども、僕の言うのは別の意味で、「講談」のように、と言うことだ。講談は語る人の性格があんまり出ない。フランス風の写実は、語り手の性格が出すぎて、事物の実体をくらまし易いと思った。