후리가나로 읽는 일본 고전
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おつきさまのうた
豊島与志雄童話集
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 豊島与志雄童話集(おつきさまのうた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,569자 · 336화면
びんぼうな子供たちはほんとにうれしがりました。これまであおい顔をしてうちにばかりひっこんでいたのが、お菓子や果物をたくさんたべて、元気になり、公園などにあそびにでました。
エキモスは、そういう子供たちとあそぶのが、なによりたのしみでした。公園の木には、たくさんの雀がいました。エキモスは子供たちとあそびつかれると、木のかげにやすんで、銀色の葦笛をふきます。すると雀たちが、笛の音にききとれて、エキモスのまわりにおりてきます。あたりいちめん雀ばかりです。子供たちがつかまえても、すこしもにげようとはしません。それを子供たちは、頭にとまらせたり、肩にとまらせたり、手のひらにのせたりして、うれしがっています。
「もうこれでおしまい」
そういってエキモスが立ち上がって、笛をしまいますと、雀たちも木のうえにとんでいきます。
そのようにして、ある日、エキモスが公園で子供たちとあそんでいますと、まっ黒い服をきた一人の男が、しずかに近よってきました。大きなつよそうな男で眼がするどくひかっていました。
男はエキモスのようすをじろじろながめてから、ひくい声でいいました。
「じつは、あなたにぜひごそうだんしたいことがありますので、あちらまできてくださいませんか」