후리가나로 읽는 일본 고전
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おつきさまのうた
豊島与志雄童話集
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 豊島与志雄童話集(おつきさまのうた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,569자 · 336화면
天狗を酔いつぶさせるために爺さんが苦心してこしらえた料理ですから、豚肉の串焼の中にも、雉の肝の揚物の中にも、鯉の丸煮の中にも、その他いろんな見事な料理の中には、みな強い酒がまぜてありましたし、それを食べながら、さらに大きな杯でがぶがぶ飲んだものですから、二人が酔っぱらうのも無理はありません。爺さんは、自分から浮かれだしてきて、歌をうたい始めました。
酒をとうべて、たべ酔うて、とうとこりんぞや、もうでくる、なよろぼいそ、もうでくる、タンナ、タンヤ、タリヤランナ、タリチリラ。
すると大天狗は、緋の衣の裾をからげ、羽うちわで拍子を取り、おもしろい足取りで、踊り出しました。
そういうふうにして夜遅くまで酒盛りをしてるうちに、とうとう二人は酔いつぶれて、そこにぐっすり眠ってしまいました……。
夜明け近くになった頃、爺さんは喉が渇いてきて、眼を覚ましました。見ると、大きな天狗が、赤い顔をなおまっ赤にし、高い鼻の穴をふくらましていびきをかきながら、自分の側にぐったりと眠ってるではありませんか。爺さんはびっくりして飛び起きました。そしてしばらく首をひねって考えているうちに、昨晩からのことを思い出しました。