후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
まけないおとこ
負けない男
佐々木 邦
佐々木 邦의 負けない男(まけないおとこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 98,799자 · 202화면
捨てる神、拾う神
「まあ!」
と拍子抜けがした。それはその夏堀尾君が鞆で撮った道子さんの写真だった。
「ハッハヽヽヽ」
「お担ぎになったのね」
「いや、女は直ぐに増長するそうですから」
と堀尾君は懸念を有りのまゝに述べた。
捨てる神、拾う神
夜の十一時過、堀尾君は安藤先生の面前を辞去すると直ぐに、道子さんのところへ急いだ。唯さえ足の速い上に吉報だった。黒い椎の葉の透間から二階の灯が見えた時は殆ど辷り込みの要領だった。
「御免」
と案内を求めると、道子さんが出て来て、
「晩かったのね」
とニッコリ囁いて、次に、
「まあ! 何うぞ。叔母さん、堀尾さんがお見えになりました」
と公明正大を期した。
「大変晩く伺いました。昨夜忘れ物をしたものですから」
「ございましたよ」
「ありましたか?」
「オホヽ」
「もう晩いですから、戴いて帰ります」
「まあ、一寸宜しいじゃございませんか?」
「御迷惑でしょう。もう十一時過ですから」
と堀尾君は十一時過が元来の約束だった。
「いらっしゃいまし。まあ、何うぞ」
と叔母さんも斯う大声で話されては出て来ない次第に行かない。
「昨晩は失礼申上げました」
「何う致しまして。さあ」