후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ひんぷこうふこう
貧富幸不幸
幸田 露伴
幸田 露伴의 貧富幸不幸(ひんぷこうふこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,021자 · 12화면
もしそれ真の意味に於て言を為せば、貧と富とは幸福と不幸福とに対して相即くところは無い。貧でも幸福であり得、また不幸福であり得、富でも不幸福で有り得、また幸福で有り得るからで有る。しかし世上普通の立場に於て言を為せば、貧ということは不幸福を意味し、富ということは幸福を意味することになって、貧富は幸不幸に相即くものとなって居る。貧は不自由と少能力との体であり、富は自由と多能力との体であるからであり、また実際に於て世人の多数は、体験上に貧即不幸、富即幸の感を繰返すことの少く無い記憶からそう認めているのである。
理窟は附けかた次第のものである。感じは変移不定のものである。どちらも余り当にはならない。貧富を幸不幸から引離してしまおうというのも、理窟は兎に角、余り甘心する人はあるまい。貧富を幸不幸に即けてしまおうというのも、そんなに面白い見解では無い、俗過ぎる。
釈迦の弟子の中に優れた者が二人あった。その一人は富家の出であった。そしてその男は富者を憐愍した。それは富者をかわいそうなものだと真実に感じていたからで、そこで済度の善好因縁を造り出そうが為に、その男は貧者をしばらく擱いて富者にのみ接近して、これを善誘せんと、托鉢する場合には富者の家の前にのみ立った。