후리가나로 읽는 일본 고전
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あかひげしんりょうたん
赤ひげ診療譚
山本 周五郎
山本 周五郎의 赤ひげ診療譚(あかひげしんりょうたん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,626자 · 45화면
二
「なにしろあのくらいですから、寝ているわけにもいかねえんだろうが、まあどうやらやっているようです」と卯兵衛は云った、「ときに、――十兵衛のようすはいかがでしょう」
「なんとも云えないな」と云って去定は、吹きつける砂埃から顔をそむけた、「ときどきこの保本をよこすが、もう少しようすをみてからでないとわからない、とにかくあれ以上ひどくなるような心配はないだろう」
そして去定たちは帰途についた。
二
養生所へ帰る途中、登が十兵衛の眼をしらべたのはなぜだと、去定が訊いた。登は長崎にいたとき、蘭医から教えられたのだ、と答えた。頭の中に腫物ができたりすると、似たような症状を起こす。そのときは眼に光を当ててみると、眸子に不規則な震顫が認められるという。それでしらべてみたのだが、十兵衛にはそれがなかった、と云った。
「では病気はなんだと思う」
「見当がつきません」と登は答えた、「躯にはまったく異状がありませんし、瘡毒などの痼疾があるとも認められませんし、ことによると無意識の仮病ではないかと思います」
「想像の診断は絶対にいけない」
「いいえ想像ではなく、くらしの条件からそう考えたのです」