후리가나로 읽는 일본 고전
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ちょうにんげんエックスごう
超人間X号
海野 十三
海野 十三의 超人間X号(ちょうにんげんエックスごう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 89,025자 · 178화면
それで、これまでの実験はことごとく失敗に終ったのだ。
「この種の実験は、気ながに待たなくてはならない。急ぐな。あせるな」
博士は、自分自身に、そういって聞かせるのであった。それにしても、待つことのあまりに長すぎるため、博士はだんだんあせってくるのだった。
「きょうこそは。きょうこそは。三千万ボルトを越える雷よ。わが塔上に落ちよ」
博士のとなえることばが、呪文のようにひびく。
もし待望の三千万ボルトを越える超高圧の空中電気がこの塔に落ちたら、この研究所の大広間の天井につってある二つの大きな球形の放電間隙に、ぴちりと火花がとぶはずであった。
雷鳴は、いよいよはげしくなる。
塔は、大地震にあったように揺れる。
そのときだった。
ぴちん。ぴちぴちん。
空気を破るするどい音。ああ、ついに火花間隙に電光がとんだ。
いよいよ超高圧の雷雲が、塔の上へおしよせたのだ。
「今だ」
博士は、足もとに出ているペタル式の開閉器を力いっぱい踏みつけた。
と、その瞬間に、ガラス箱の中が、紫の色目もあざやかな光芒でみたされた。皿の上の人造生物を、左右両脇より包んでいるように見える曲面盤の無数の針の先からは、ちかちかと目に痛いほどの輝いた細い光りが出て、それが上下左右にふるえながら、皿の上の人造生物をつきさすように見えた。