후리가나로 읽는 일본 고전
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あしがるほうこう
足軽奉公
山本 周五郎
山本 周五郎의 足軽奉公(あしがるほうこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,949자 · 28화면
三
鉄之助はそう云って庭へとびおりて来た。
「……場所はここでよいか」
「何処でも結構」
藤六はそう云ってひたと相手を見た。稽古槍が二本そこへ差出された、二人はひと筋ずつを取り、左右へわかれた。
三
位取りをしたとみた刹那だった、鉄之助の口をついて絶叫があがり、その槍が、空を飛ぶように、藤六の胸へと直線をひいた。まったく思いがけない強襲である、危うく体をひらき、がっきと槍と槍が相打ったとき、制しようもない忿怒に駆られて、藤六は大きく地を蹴りながら突っ込んだ、たんぽの穂尖は鉄之助の左の高腿に三寸あまりも突刺さり、藤六がひき抜くと血がはしった。
「……まいった」
鉄之助は槍を持ったままぐらっと左へよろめき倒れた。
「……まいった」
縁先にいた若侍たちは色を喪なった。しかし鉄之助の袴の膝へたちまち血が滲みひろがってゆくのを見ると、
「おお血だ、横井がけがをした」
と喚き、
「その下郎、生かして帰すな」
と、いっせいに刀を掴んで立った。
藤六はもういけないと思った、すべてが終ったという感じで槍をとり直したとき、奥から槇山正左衛門がとびだして来て、
「なにごとだ、鎮まれ鎮まれ」