후리가나로 읽는 일본 고전
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げいごうせざるひと
迎合せざる人
坂口 安吾의 迎合せざる人(げいごうせざるひと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,320자 · 5화면
日支事変以後、言論の圧迫が加わって、多くの作家が処世的に迎合し便乗的作品を書きはじめた時に、尾崎士郎はむしろ迎合しない側の作家であった。
その彼が、太平洋戦争以後に、軍国主義文学の親玉の観を呈したに就ては、次のような理由があった。
一九四一年十月ごろ青年作家何十名かに徴用令のあったとき、その中に加わった数名の知人を私は慰め見送ったが、その中で誰よりも打ちひしがれ、顔色すら蒼ざめて戦争を呪っていたのは尾崎士郎であった。
その彼がフィリッピンへ従軍して帰還すると、日本文壇の王者の位置が彼を待っていたのであるから、人の運命はわからない。
彼は従軍した作家のうちで、一人だけとりわけ年長であり、文壇的地位も他をぬいていた。したがって、その地位について、彼の持前の正直で純粋な性質が、人々に高く評価せられたのである。
いったいに軍人は迎合人種を軽んずるから、節操あり、イヤなことをイヤだと言い、不服不満を正直に表明する尾崎士郎が、却って軍人たちに高く評価され、又、一般にも敬愛をうける結果となったのである。
尾崎士郎は英雄を崇拝する。又、彼はその生来、恋愛のできない男で、恋愛を人生の主たるものとはしないから、その文学が色情について恬淡である。