후리가나로 읽는 일본 고전
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れんかんき
連環記
幸田 露伴
幸田 露伴의 連環記(れんかんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 49,281자 · 95화면
つまり政敵にたたき落されて死地に置かれたのである。謂は是の如きの人なのである。
知礼の答釈は成った。寂照はこれを携えて、本国へと帰るべきことになったのである。然るに何様いうものだったか、其時は勢威日に盛んであった丁謂は、寂照を留めんと欲して、切に姑蘇の山水の美を説き、照の徒弟をして答釈を持帰らしめ、照を呉門寺に置いて、優遇至らざるなくした。寂照は既に仏子である。一切の河川が海に入ればただ是れ海なるが如く、一切の氏族が釈門に入れば皆釈氏である。別に東西の分け隔てをして日本に帰らねばならぬという要も無いのであるから、寂照は遂に呉門寺に止まった。寂照は戒律精至、如何にも立派な高徳であることが人々に認められたから、三呉の道俗漸く多く帰向して、寂照の教化は大に行われたと云われている。そして寂照は其儘に呉に在ったこと三十余年、仁宗の景祐元年、我が後一条天皇の長元七年、「雲の上にはるかに楽の音すなり人や聞くらんそら耳かもし」の歌を遺して、莞爾として微笑して終った。
丁謂もこれに先だつこと一年か二年、明道年間に死んだのであるが、寂照が平坦な三十年ばかりの生活をした間に、謂は嶮峻な世路を歩んで、上ったり下ったりしたのであった。