일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じんるいのせいぞんきょうそう

進化と人生(上)

丘 浅次郎

丘 浅次郎의 進化と人生(上)(じんるいのせいぞんきょうそう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 82,343자 · 164화면

아오조라 문고

なぜというに、生物学的に物を見る習慣がつくと、人類を第三者の位置から公平に観察するとおりに、自分自身をも第三者の位置から冷静に見て、自身の真価を評定し、うぬぼれを減じ、不平を防ぐことができる。丈が五尺五六寸もある人は、自分の周囲の人がみな自分より低いのを見て、よほどの大男であるごとくに思うが、普通の人でも五尺三四寸はあるゆえ、横から見ればその差は実に僅少である。それと同じく脳力の少しく平均よりまさった人はたれもみな自分より劣っているごとくに見え、自分はよほど衆にすぐれた非凡の天才であるごとくにうぬぼれやすい。しかして自分でうぬぼれるほどにはむろん世間からは尊敬を払わぬゆえ、大いに心中に不平を起こし、ついにはいくぶんか自暴自棄の気味となり、社会の風俗を無視して奇異なる行動をあえてするにいたることがある。多少天才らしい人が多くは世に用いられず、終りを全うせざるに反し、平凡な者がかえって鰻登に出世するのは、おそらく右のごとき理由によるのであろう。古来大不平家はおおむね平均以上の才知を備えた者で、その不平は多くは過度のうぬぼれの結果である。今日の世の中にもかような状態にある人は決して少なくないが、つねに生物学的の見方をもって物を見る習慣を養えば、自分自身をも第三者の位置から冷静に見るようになり、自分のたいした俊才