후리가나로 읽는 일본 고전
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どうじょうじ(ひとまくげき)
道成寺(一幕劇)
郡 虎彦
郡 虎彦의 道成寺(一幕劇)(どうじょうじ(ひとまくげき))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,256자 · 30화면
依志子愕然たる表情。
妙念 (妙念語り止むことなく)久遠までかかっていた邪婬の呪いが二十年しかたたぬ今夜、とうとい祈誓の法力で風に散らされて粉のように消え失せてしまったのだ。悪蛇の奴、生白い男体に僧衣をまとって呪いに来たのだが、お前の一念がこの鐘を鋳上げたばかりに、己の指の爪という爪にもありがたい仏身の力が充ち満ちて、執念深い鱗の一とひらまで枯葉のように破り散らしてくれたのだ。
依志子 (傷ましげに妙念のものいえるをうちまもり、また不安なる態に周辺を顧みて)そんなことをおっしゃって、やっぱりそれが悪蛇ではございませぬ。あの銀のようにつめたい蛇身から、生赤い血の汁なぞが流れようもありませぬし、何よりも私は、まのあたり上って来る姿にあったのでございます――
妙念 (焦ら立ち迹りて)己のたたきひしいだのが悪蛇ではない?――(下手の森の方を一瞥し、また)その上ってくるのにお前があったというのはいつだ。どこで見たのだ。
依志子 川の、日高川の傍で。三人の鬼女に分れてお山へ消えて行くのを追いながら、私はかけ上って来たのですから、もうどのようにしてもこのあたりへ来ている時でございます。