후리가나로 읽는 일본 고전
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せんごかん〔だいにじゅうななかいあくたがわしょうせんごひょう〕
選後感〔第二十七回芥川賞選後評〕
坂口 安吾의 選後感〔第二十七回芥川賞選後評〕(せんごかん〔だいにじゅうななかいあくたがわしょうせんごひょう〕)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 662자 · 2화면
今回は揃っていたが、特に秀でたものがなかった。三浦朱門「斧と馬丁」、安岡章太郎「宿題」、武田繁太郎「朝来川」、庄野誠一「この世のある限り」、小山清「小さな町」、それに候補作の二ツ。いずれもチャンとした作品であるが、積極的にどれか一ツ推したいというものはない。
「雲と植物の世界」は前半だけ感心した。馬を書いてるうちは目をうたれるものがあったが、人間が現れたり戦争になったりすると、年期の不足をバクロして目も当てられない。しかし、騎兵生活をした人は何十万人もいる筈だが、馬をこんな風に書いて見せてくれたのはこの人だけで、これは見上げた才能であろう。この人に不足なのは年期である。甚だ不足のようである。
「淵」はまとまった作品であるが、私はこういう悪玉の書けない、もしくは書く意志を持たない作家は好きではない。つまり、人の悪を許したり、目をそむけたり、見のがしたりすることで、自分の悪にも目をとじてしまう。そういう世俗的な処世法が思想の根柢となっているから、私はこういうものが本質的な通俗文学だと思うのである。
委員の二三氏の意見に、この作家はシンが強いという賛辞があった。