일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せんきょにんにあたう

選挙人に与う

大隈 重信

大隈 重信의 選挙人に与う(せんきょにんにあたう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,553자 · 15화면

아오조라 문고

五 〔為政者の手腕と国民の覚醒〕

予算もまたその通りで、一銭一厘の歳入歳出といえども、ことごとく議会の協賛を経なければならぬ。まだその上に行政命令の監督権も議会にある。もし政府が国民に不利なる措置をなしたりと認めた場合には、陛下に上奏してその政府を弾劾することも出来る。その偉大なる権力は議会に集合せる権利である。而して議会そのものは国民の意思を代表せるものにして、国民の意思が集合して国家の意思となり、国家の是とするところ、即ち国是となるのである。果して然らば一票の投票権といえども決して粗末には出来ぬ訳でないか。故に国家百年の大計は選挙人の決心如何に依って定まるというも、私は決して誇張の言でないと信ずる。

五 〔為政者の手腕と国民の覚醒〕

およそ一国の政治を革新して国威を宇内に発揚するには、上から来るものと下から来るものとの二途がある。上から来るものとは為政者の努力と手腕とに倚るものを指し、下から来るものとは国民の覚醒に依る場合を意味する。例えば十八世紀末葉の英国の如きは、ピットという不世出の英雄に依って議会の権威を確立すると共に、大陸戦争のために疲弊の極度に達せる国勢を挽回したのである。