일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せんきょにんにあたう

選挙人に与う

大隈 重信

大隈 重信의 選挙人に与う(せんきょにんにあたう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,553자 · 15화면

아오조라 문고

ここに於て憲法の発布はもはや動かすべからざる勢いとなった。

然るになお一方には頑迷なる保守恋旧の徒輩が、憲法の発布を以て皇室の尊厳を冒涜するものの如くに考え、帝政党と称するものを組織して、あくまで時論に反抗を試みんとした。如何にも馬鹿げた事である。革命の起った際なれば、その革命党に対して王党の起るのは当然で、少しも怪しむに足らぬが、それとこれとは場合が違う。我が国に於ては、天皇が統治権を総攬せらるることに対し異存ある者は一人もないのである。皇室を尊ぶこと神の如き我が国に於て、何を苦しんで帝政党を組織するの必要あらんや。かくの如きは自ら我が国体を侮辱するものである。

とにかくこういう訳で、進歩党と保守党との間には多少の軋轢を免れなかったが、大勢の赴くところまた如何ともすべからず、ついに明治二十二年我が帝国憲法は紀元節の佳晨を卜して、国民歓呼の裡に発布せられた。それから愈々第一回の衆議院議員の選挙が行われることとなった。この時に候補者として名乗りを挙げたものは、あたかも勇士が戦場に臨み、この勝敗に依って一国の安危が決するという意気込みで、敵も味方も旗鼓堂々とその陣を張った。