일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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とかいのなかのことう

都会の中の孤島

坂口 安吾

坂口 安吾의 都会の中の孤島(とかいのなかのことう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,205자 · 27화면

아오조라 문고

したがって身の上話が人々に信用されない理由もそこにあったのである。

彼の服装が粗略であるばかりでなく、むさ苦しくすらもあったのは、三年前に女房を失ったせいだ。長女が中学校を卒業して家事をやってくれるが、その下の弟妹が三人もあるのでこの若年の無料家政婦は父の身の廻りのことにまでは注意が至らない。それにミヤ子を知って以来、グズ弁の生活はガラリと一変して、家を明けることが多く、子供たちがようやく生きてゆける程度にしか生活費を渡さなかった。そのために彼と長女とはやや冷戦ぎみの関係にあった。

すべてこれらのことは彼がふじの家(それが飲み屋の名)に於て人々に打ちあけた事実であったが、誰も信用する者がなかっただけの話なのである。

グズ弁といえども、ふじの家のようなフンイキのところで、素性をみんなさらけて見せることが適当でないとは知っていたが、ミヤ子と結婚したい一念で実は熱心に真実を打ち開けた。なぜなら女というものは泥棒だか人殺しだか分らぬような男とよりは、人に素性の語り明かせる男と結婚したがるのが当然だと考えたせいだ。

だが、男の素性など問題にする必要のない女がいるものだ。