일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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はりのきのいけにえ

針の木のいけにえ

石川 欣一

石川 欣一의 針の木のいけにえ(はりのきのいけにえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,187자 · 13화면

아오조라 문고

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荷物を置いて身軽になった一行は、八日丁の通りを東へ、東山の中腹にある大町公園へスキーの練習に出かけた。狭いけれども雪の質は申しぶんない。一同は心ゆくまですべるのであった。テレマーク、クリスチャニヤ、ジャムプ・ストップ……近藤リーダアは時おり注意を与えた。もっと右に体重をかけて! 腰はこういうふうに曲げるんだよ! 長い二本のスキーが、まるでからだの一部分みたいにいうことを聞いて、公園の処女雪には何百本のみごとなスプールが残された。

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大町の盆地をへだてた向こうには籠川入りがふぶきの中で大きな口を黒くあけて待っていた。川に沿って岩茸岩まで二里半、畠山の小屋まで三里、大沢の小屋まで五里、そこから夏でも三、四時間はかかる針ノ木峠にさしかかって頂上をきわめると、右には針ノ木岳、左には蓮華岳……スキー登山のすばらしいレコードをつくった去年のことを考えて、心の踊るのを禁じ得なかった人もあろう。

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その晩には信鉄沿線の有明村から案内者大和由松が来て一行に加わった。大和はスキーが出来るので、大沢の小屋で一同の用事をすることになっていたのである。