후리가나로 읽는 일본 고전
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はりのきのいけにえ
針の木のいけにえ
石川 欣一
石川 欣一의 針の木のいけにえ(はりのきのいけにえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,187자 · 13화면
また、顔は出ているとはいえ、刻一刻としめつけ、凍りついて行く雪にからだの大部分を埋められながら「ほかの人からさきに掘れ」といった近藤氏のリーダアとしての責任感は、なんと荘厳なものであろう。私はこの話を聞いて涙を流した。)
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小屋では大和がゴンゾ(わら靴)をはいて薪を割っていたが、山田氏の話を聞いて非常にびっくりし、ゴンゾのままでとび出しかけて気がつき、ただちにスキーにはきかえ、スコップを持って現場にかけつけた。そこでは山田氏を除く六人が狂人のように友人をさがしていたが、なにせ最初に出た河津氏と、最後にスキーの両杖の革ひもによった発掘された江口氏(人事不省になっていた)との間は三町余もあり、なだれの幅も四十間というのでとうてい見当がつかない。一同は二時半ごろひとまず現場を引き上げて小屋に帰った。
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(この日の午後、更に赤石沢からなだれが来て、スバリの方から落ちて来たやつの上にかさなったという。これに加うるに雪は降り続く。死体捜査の困難さも察し得よう。)
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とにかく一刻も早く急を大町に報ぜねばならぬ。そこで近藤氏と大和とは残っていたスキーをはいて三時半ごろ小屋を出た。