일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

てつのしょじょ

鉄の処女

大倉 燁子

大倉 燁子의 鉄の処女(てつのしょじょ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,706자 · 42화면

아오조라 문고

子供はありませんでした。伯父は伯爵家なんか相続せずとも、俺の家を継げばいいじゃないか、爵位なんかに縛られて狭い日本で暮らしたって始まらない。金さえあればどこへ行ったって面白可笑しく自由な生活が出来ると申します。なるほど伯父の家は大変な金持でした。

軈て東京から弔電が来たり、死亡広告が大きく出た新聞を送って来たりしました。継母は日々泣き悲しんで、大切な相続人を当人の希望とはいえ、南洋なんかへやるんじゃなかったと悔み、これが弟の方だったらまだあきらめもつくが、と歎いた手紙をよこしました。私はちょっと痛快でした。早速遺骨になりと逢いたい。弟が自身で受取りに行くと申してきかない、などという音信がある度毎に、自分の死んだ後のありさまを、目のあたりに見る愉快さに、夢中になって居りました。

弟に来られては大変だというので、早速死んだ苦力の白骨を、伯父が携えて上京したものです、私は自分の狂言がうまく当ったのに北叟笑んで、その後の成り行きを眺めておりました。

そして相変らず遊んでいました、土人の娘を引張って来たり、西洋人と同棲してみたり、放蕩のかぎりを尽していたのですが、そういうただれた私の魂にも、一つ忘れられない清らかな、心を洗われるような想い出があったのです。