일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(十三)青い帯

野村 胡堂

野村 胡堂의 銭形平次捕物控(十三)青い帯(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 114,244자 · 231화면

아오조라 문고

一

師走に入ると、寒くてよく晴れた天気がつづきました。ろくでもない江戸名物の火事と、物盗り騒ぎがしだいに繁くなって、一日一日心せわしく押し詰った暮の二十一日の真夜中。

「おや?」

神田鍋町の呉服屋、翁屋の支配人孫六は、何か物に脅かされるように眼を覚ましました。土蔵の方から、異様な物音が聴えて来たのです。

土蔵の中には、商売物の呉服太物と、暮の間に問屋筋への払いに当てるために、ひと工面して諸方から掻き集めた金が、ざっと千両も入っております。万一それを盗られでもした日には、老舗翁屋の暖簾を掛けたまま正月は迎えられないことになるでしょう。

「?」

もういちど異様の物音。それは夜の怪鳥の声でなければ、土蔵の戸前のきしむ音でなければなりません。

孫六はとび起きて帯を締め直し、一歩踏み出そうとしましたが、思い直して引返すと、箪笥の上に置いてあった用心の脇差を提げて、隣の部屋に寝ている倅の孫三郎に声を掛けました。

「変な音がするから、ちょいと裏の方を覗いて来るよ。あとを気をつけてくれ」

「…………」

よく目の覚めきれない孫三郎のムニャムニャ言うのを背に聞いた、老支配人の孫六は裏口からそっと外へ出た様子です。