후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十三)青い帯
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(十三)青い帯(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 114,244자 · 231화면
「フーム」
平次はうなずきました。
「あんなのを送った日にゃ、八丁堀の旦那衆から、どんなお小言が出るか判らない。業腹だがとうとう縄を解いてしまったよ」
「いつ?」
「ツイ先刻さ」
「そいつは気が早い。が、まアいいや。もういちどやり直してみよう」
「銭形の兄哥が智恵をかしてくれさえすれば、どうにかなるだろう。じゃ頼むぜ」
この四五日の心労と、八丁堀の激励に、金六はすっかり我を折っている様子です。
お千勢の家へ行ってみると、店だけは開けておりますが、まだ客は一人もなく女主人のお組と三人の矢取女は気抜けがしたように平次と金六を迎えました。
「少しは落着いたかえ、お神さん」
「ヘエ」
「気の毒だったなア。――こんなことを言っても何にもなるまいが、あまり気を落さない方がいいぜ」
平次の調子はしんみりしておりました。
「有難うございます。親分さん」
お組はもう涙ぐんでいるのです。
「お千勢はあんなに綺麗だったから、いずれ何とか言う人も沢山あったことだろう」
「え、でも、身持の堅い娘でしたから」
母親にはそう見えたのでしょう。
ガラッ八が集めて、平次の耳に聴えた情報では、お隣のお秀と張り合って、とうとう紋次郎を毟り取ったといったような凄い話もあったのです。