일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

なべしまかいのかみ

鍋島甲斐守

吉川 英治

吉川 英治의 鍋島甲斐守(なべしまかいのかみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,322자 · 23화면

아오조라 문고

案のじょうそこへ入ると、薄ぐらい明りのさす門口で、養父の声がしていた。

『弱りましたな、御都合は百も二百も御尤でございますが、手前のほうも、渡世でして、そうはお待ちができません。――証書の表どおり、お預りしてある後藤彫の目貫は、他へ売払いに出しますから、どうかおふくみ願いたいもので』

決して怒ったことのない彦兵衛であった。こういう最後へ来ても、顔いろや声に感情を出してはいない。

手をつかえているのは、人品はいやしくないが、縒々になった帷子を着て、貧しげな前差一本を帯びた浪人で、彦兵衛よりは年もずっと老っている民谷銀左衛門であった。

『あれを売られては困り入る。せめて、もう二月ほどの御猶予を』

『でも証文の表には、期限までに返済しない時には、何時でもお払い下されてさしつかえないとありますが』

『実は……実はその……申し難いがあれは他人の品で、その方の推挙に依って、近いうちに、仕官のほうの話も纒まろうと成っているところ、伜新之助も、唯今ちょうどそのお宅へ伺っておる所故、せめて、せがれの戻る迄――』

『御尤ですが、期限はきのうで切れているので』

『でも、きのうの今日では、あまりといえば』