후리가나로 읽는 일본 고전
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いんじゅう
陰獣
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 陰獣(いんじゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 66,968자 · 131화면
それが午後七時頃のことだ。遠い所でもないので、彼はいつもの様に、散歩旁々、吾妻橋を迂回して、向島の土手を歩いて行った。そして、小梅の友人の家に十二時頃までいて、やはり徒歩でそこを出たと云う所まではハッキリ分っていた。だが、それから先が一切不明なのだ。
一晩待ち明かしても、帰りがないので、しかもそれが丁度大江春泥から恐ろしい予告を受けていた際なので、静子は非常に心をいため、朝になるのを待兼ねて、知っている限り心当りの所へ電話や使で聞合わせたが、どこにも立寄った形跡がない。彼女は無論私の所へも電話をかけたのだけれど、丁度その前夜から私は宿を留守にしていて、やっと夕方頃帰ったので、この騒動は少しも知らなかったのだ。やがていつもの出勤時刻が来ても、六郎氏は会社へも顔を出さない。会社の方でも色々と手を尽して探して見たが、どうしても行衛が分らぬ。そんなことをしている内に、もうお昼近くになってしまった。丁度そこへ、象潟警察から電話があって、六郎氏の変死を知らせて来たのであった。
吾妻橋の西詰、雷門の電車停留所を、少し北へ行って、土手をおりた所に、吾妻橋千住大橋間を往復している、乗合汽船の発着所がある。