일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ざっきょかぞく

雑居家族

壺井 栄

壺井 栄의 雑居家族(ざっきょかぞく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 140,106자 · 283화면

아오조라 문고

腹のせいだけではなく、浜子としゃべっているうちに、思いがけなく、安江に泣きつく筋書きができたことでも、彼に一種の自信みたいなものをもたせたらしい。

――ようし、一万は大丈夫だ。まかりまちがって半分としても、御の字じゃないか。一つ、あいつらにたたきつけてやらにゃあ。金でつらはるってやつさ。……いやしかし、みんな出しちゃあいけない。多少は秘密財源というやつをもっとかんとな――

五目そばをたべながら、彼はもうその金をにぎったような気になった。だから彼はいい気になって、

――怪我の功名とはこのことか。へっ、おせいも二三子も、びっくりするぞ。一万円か。お見それいたしましたと一言あいつらにいわさんことにゃ、兵六さんの顔がたたんというもんじゃ。ようし、こんどこそ一つ、うまくやるぞ――

びっこひきひき、兵六さんはにやにやした。音枝や夏樹のおっとりとしたやさしさにあこがれた彼の気持は、今ではすっかり変ぼうして、一万円のとりこになってしまっていた。妻や娘への意地なのだろうか。それが男の意気地だと思っているのだろうか。

安江の家は駅から歩いて十分余りの所にあった。バスにのればふた丁場だ。