일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ざっきょかぞく

雑居家族

壺井 栄

壺井 栄의 雑居家族(ざっきょかぞく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 140,106자 · 283화면

아오조라 문고

そんなとき安江は文吉と同じようにくやしがって、

――わたしをお人よしだと思って馬鹿にしてるのよ。だまってたって、ちゃんと覚えているから……

その限りでふたりは似たもの夫婦だった。つまり人に向っては同等にものがいえないくせに、ふたりは顔つき合すと力みあうのだ。何もかも質屋に預けてすっからかんの家の中で、若さだけのふたりはそれで満足していた。三十年前の話である。

そんな文吉夫婦のところへ、ある日兵六さんがたずねてきた。

――表札がありませんが、栗本さんはこちらですかいな……

のんきに寝っころがって歌をうたっていた若い文吉夫婦はあわててとびおき、ふたり一しょに玄関へとび出した。玄関といっても四畳半の居間の障子をあけるとすぐ土間で、客との距離は三尺がせい一ぱいだった。入口のガラス戸の外はもう往来なのだ。

「おう、さがしたぞい。表札ぐらい出しといてくれや。」

インバネスをきたまま一とまたぎにあがってきた兵六さんを、安江は何となく警戒しながら、

「表札じゃないけど、名刺が出てるんですがね。いらっしゃるとわかってればお迎えにも出ましたのに。」

「いや、急に思いついてな――」