후리가나로 읽는 일본 고전
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あめをふらすはなし
雨を降らす話
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 雨を降らす話(あめをふらすはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,519자 · 25화면
それで冷蔵箱の上で、ドライアイスの塊をナイフで一寸削って、その粉を湯気の中に落してみると、果してきらきらと光り出した。ドライアイスは、炭酸ガスの「氷」であるが、この場合は炭酸ガスの化学成分が效くのか、低温が效くのか、或いはその両者かもしれない。
その点を確かめる実験も為された。空気には、急激に膨脹させると温度が下がるという性質がある。それで急激膨脹で氷晶が出来るか否かを実験した。といっても、何もむつかしい装置を使ったのではなく、薄いゴム膜を拇指と人差指との爪の先でひねって、南京玉くらいの小さい球をつくる。それをぎゅうぎゅう絞って、ゴム膜が透明になるくらい薄くなった時、冷蔵箱の底に近い所で、爪で押して、パチンと潰す。すると、きらきらと氷晶が見え出すのである。ゴム膜の小さい球が破裂する時の急激な空気の膨脹で、温度が下がるからである。だから或る限界以上の低温になれば雲粒が氷晶にかわることは確かである。
シェファー博士のこういう研究が発表されてから、方々でこの限界温度の測定が為された。英国では、低温室の中で、ウィルソン霧函を膨脹させ、初めから微水滴でなくて氷晶が出現する温度を決める実験をした。