후리가나로 읽는 일본 고전
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あめをふらすはなし
雨を降らす話
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 雨を降らす話(あめをふらすはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,519자 · 25화면
実験をした。この実験を開始してから約七分経ったら、灰色の密雲の中に明るい帯が出来、それが雲全体に拡がった。やがて雲が一面に乳白色を呈し、その雲が明るくなるのと同時に、小粒の雨が降り出した。それが次第に繁くまた大粒になってきて、最後には自然の降雨と同じような雨が降ったということである。
この種の実験は、何回もくり返して行われ、九十パーセントまでは成功したという。しかしその後ソ連におけるこの方面の研究は、知る由もない。或いは秘密にされているのかもしれないが、立派に実用化されるまでには、成功していないように思われる。
以上の話は、雲の粒即ち微水滴を結合させて、或いは成長させて、大粒の水滴を作るという線に沿っての研究である。ところが、降雨の機構については、全く別の話がある。それはいわゆるベルゼロンの説であって、上空が零度以下の低温になっている場合、其処で雪の結晶が出来、それが地表近くの暖かい気層へ落ち込んで来た場合に、融けて雨となって地表に達するというのである。この場合ならば、雪がどうして出来るかということがわかれば、あとは問題がない。夏でも六千メートルも上がれば、充分零度以下になっているから、寒さの方にも問題はない。