후리가나로 읽는 일본 고전
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ゆきこんじゃくものがたり
雪今昔物語
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 雪今昔物語(ゆきこんじゃくものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,695자 · 32화면
四
私もその班に加わって、一週間ばかり起居と観測準備とをともにした。その時に感じたことは、この一行が、当日晴れてさえくれれば、如何なることがあっても絶対に失敗しないという確信がもてるまでの、完全な観測準備をした点である。その内容は前に『英国日食班の印象』に書いたことがあるが、わずか一分五十秒の観測に、大規模な観測隊を六カ月がかりではるばる極東の僻地にまで送るには、それだけの心構えが必要であったのである。
この時の経験が、今度の場合に非常に役に立った。或いはこういう経験をもっていなかったら、このような困難な大任を引き受けはしなかったかもしれない。
四
まず実験をすすめるのが肝腎なので、低温室を一カ月だけ専用させてもらうことにした。
その時までは、八畳間の広さの低温室の中で、物理、医学、工学の各方面の仕事が、六組くらい目白押しに為されていた。人工雪の実験もその片隅でやっていたのであるが、専用出来るとなると、気が大きくなる。当時助手だった柳田君が総監督になり、角理学士と戸田、丸山両学生とで、三種類の装置を作り、それらの中で、六花状の雪と六角板の雪とを作る実験を始めた。