후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんさいにっし
震災日誌
喜田 貞吉
喜田 貞吉의 震災日誌(しんさいにっし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 19,617자 · 40화면
九月六日(木)震災第六日。だんだん落ち付いて来たので、親戚の見舞かたがた自転車で震災の跡の視察にまわる。まず大塚線の電車道を本郷に出て、湯島天神の境内から眺望すると、湯島の台地一帯はもとより、南から西へかけて下谷・浅草・神田・日本橋・京橋、さては川向うの本所・深川まで、見渡すかぎり赭色の焼野の原で、不燃質の残骸のほかには目を遮るものほとんどなく、ただその中に焼け残った浅草寺の境内のみが、平素想像していたよりもよほど近く青々と見える。
引き返して湯島から焼け跡を神田明神前に出る。災後六日の今日になってまだ所々に余焔の立っている所がある。あの湯島の大きな霊雲院も焼けた。境内の和田英松博士のお宅の跡も、今ではどこと見当がつかぬ。沢山の蔵書とともにすべて灰になってしまったのであろう。聖堂も焼けた。昌平校の跡形もなくなった。須田町から柳原を両国橋へ出て電車道を東へ、何一つない焼け跡を往来の人が隙き間もなく続いている。それが焼け落ちた江東橋で遮られて、仮橋を一列に渡らねばならぬ。順番を待つのが容易でないので、大横川筋を北へ、わずかに残った二つ目の橋を東へ、天神橋を越えて亀井戸町に出て、始めて焼け残った町家を見ることが出来た。