후리가나로 읽는 일본 고전
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しんさいにっし
震災日誌
喜田 貞吉
喜田 貞吉의 震災日誌(しんさいにっし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 19,617자 · 40화면
それから横十間川を南に、竪川筋に出る間、川東にも一部分火は及んでいる。出火後六日目の今日、なお過ぎて来た道筋にいくらも焼死体の横たわっているのは言うまでもない。
六ノ橋ぎわに仮泊した舟中に避難中の妻の叔母の家族を訪う。舟にはほかにも避難の一家族があり、叔母の家族はわずかに二畳敷あまりの所に、苫を葺いて女中とともに六人が固まっている訳だ。ほかに飼犬が一頭、跡を慕うて来てこれは陸上に寝ころんでいる。今日は焼け跡の整理のためとあって男子の分は皆不在だ。
然るべく慰問の辞を呈して、転じて大島町の郊外空地の臨時火葬場を見る。昨夜来五百の屍体を二つの山に積んで焼いたというのが、まだ盛んに燃えている。富川町なる焼け跡へ行ってみると、なるほど四方焼野の中にただ一棟、木造の事務所がほとんど何らの被害もなく遺されているのは何という奇蹟であろう。宅は小名木川に面した所で、すぐ側に大富橋がある。それが地震に墜落して流れを妨げたがために、そこへ西の方から焼けた船や水膨れのした屍体がおびただしく流れついて、ほとんど水面も見えぬほどだといってもあえて過言ではない。その屍体の数、目算で約二百と見た。