일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

れいかん!

霊感!

夢野 久作

夢野 久作의 霊感!(れいかん!)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,898자 · 45화면

아오조라 문고

――これは外国のお話――

「ゲーッ。ゲーッ。ガワガワガワガワガワ」

という嘔吐の声が、玄関の方から聞えて来た……と思う間もなく看護婦が、

「……先生……先生……急患です……」

と叫びながら薬局を出て来る気はいがした。ドクトル、オルデスオル、パーポンは顔を上げた。夕食前の閑つぶしに読んでいた小説を、太鼓腹の上に伏せて、片手で美事な禿げ頭をツルリと撫で上げながら、大きな欠伸を一つした。

「アーッ。ウハフハフハフハフィット……と……何だろう一体……嘔きよるらしいが……まだ虎列剌の出る時候じゃないようだが……」

こんな独言を云っているうちに患者はもう、看護婦の先に立って、診察室の入口まで来て立ち止まったが、その姿を見ると、流石の老医パーポン氏も、思わず小説の読みさしを取り落して、肱掛椅子から立ち上った。

その患者は苅り立ての頭をピッタリ二ツに分けて、仕立卸しのフロックに縞ズボンという、リュウとした礼服姿をしていたが、どうしたものか、顔の色が瀬戸物のように真青で、眉が垂直に逆立って、血走った両眼が鼻の附け根の処へ一つになるほど引き付けられている。鼻から下は白いハンカチでシッカリと押えられているので様子がわからないが、その形相の恐ろしさというものは、トテモ人間とは思えない。