일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あおべかものがたり

青べか物語

山本 周五郎

山本 周五郎의 青べか物語(あおべかものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 160,888자 · 317화면

아오조라 문고

船が浦粕へ着くと、私はいそいで蒸気河岸を通りぬけた。

船宿「千本」の店先では、見知らぬ若者が縄船の餌付けをしていた、長だろうか、年ごろは似ていたが、私は眼の隅で見たまま、声をかけようとはしなかった。町のようすは以前のままであった。ごったくやの「澄川」も「栄家」も同じ看板を掲げていたし、三本松も元のように枝を張っていた。しきりにカメラを捻くっている二人をせきたてながら、私は堀の両岸を歩き、沖の百万坪をまわり、東の海水浴場へゆき、それから堀南の「天鉄」へ寄っててんぷらでめしを喰べた。このあいだに知っている者とは誰も会わなかった。いいたねがはいったからと、てんぷらを無料で届けに来てくれた娘のお花さんもいなかった。昔は平屋だったのに、そのときは二階建てになっていたし、ごったくやの女のような女中が、なにを訊いても「知んね」とか「あたし知りませんのよ」とか云うばかりで、そんな古いことより人間はいまをたのしむことが肝心だ、誰かお酌を呼ぼうか、それともあたしのお相手でいいか、などとひっきりなしに饒舌りながら、すすめもしないビールを勝手にがぶがぶ飲んだ。

「変ったね」