일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あおべかものがたり

青べか物語

山本 周五郎

山本 周五郎의 青べか物語(あおべかものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 160,888자 · 317화면

아오조라 문고

源太は気がぬけたようになった。漁にも出ず、酒を飲むでもなかった。部屋の隅にころがされて、泣き叫ぶ赤児の声も耳にはいらないのか、一日じゅう寝そべったまま、天床か壁をぼんやりと眺めていた。

或る日、源太は山城屋へ飲みに来た。彼は助二郎の帳面のつけで焼酎を呷り、いくらでも呷った。「逃げてみろ」と酔った源太は蒼い顔で笑いながら云った、「逃げられるものなら逃げてみろ、へ、いまに二人とも捉めえて、二人とも火祭りにしてくれるぞ」

そして、源太も出奔した。

お繁と乳呑み児の妹とは、こうして親たちに捨てられたのであった。

町では姉妹を引取ろうと云う者はなかった。お繁はその生立ちのため、人に対して好戦的であり、親から受けた病気で腫物が絶えず、それが汗と垢の匂いと入り混って、側へも寄れないほど臭かった。

町役場で二人の面倒をみることになったが、現実的にはなにもしなかった、あるいはできなかった、と云うのが正しいようである。お繁は役場へ近よらず、ごったくやとか洋食屋の裏をまわったり、墓場の供え物をあさったりして喰べ、夜になると、海苔漉き小屋であれ、消防のポンプ小屋であれ、どこかの納屋であれ、好きな場所で寝た。