후리가나로 읽는 일본 고전
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せいどうのキリスト
青銅の基督
長与 善郎
長与 善郎의 青銅の基督(せいどうのキリスト)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 66,703자 · 133화면
と思うと、裕佐はむらむらと殺伐な怒りに燃えたつのであった。そして彼女のあとについて、その茶屋へはいって行こうとした時彼女の叫び声が聞こえた。
彼女は早くも彼らを見つけて、隠れていた二人の男に手を押えられてもだえていた。
「お離しってば! つかまってやるから!」そして彼女は男の手にかみついた。
「ふむ。お前だけのことならいくらでも離してやるさ!」男は軽く女の頭を突きのけながらいった。
「だがほかにだれかいるだろう。お前がわざわざこの夜半にかけつけて駆け落ちを誘った色男がよ!」
「ここにいる!」
裕佐はそこへ出て突っ立ちながらいった。「それがどうしたんだ!」
二人の男はうれしそうににやりと笑った。そして女の手を離した。
「へ、案の定おいでなすったな。色男。用事は馬にあるんじゃない。この牝馬に乗っている貴様にあるんさ。」
そういった男は降誕祭の晩に裕佐がその手くびを握った与力であった。
「貴様は切支丹だとあの時いったっけな。」
「皆を助けてやりたいためにだ! だがおれが切支丹だったところでそれがなんだ! 貴様になんの関係があるんだ!」
「あたりまえよ。あってたまるもんかな! だが国家にはあるんだそうだ。