후리가나로 읽는 일본 고전
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せいどうのキリスト
青銅の基督
長与 善郎
長与 善郎의 青銅の基督(せいどうのキリスト)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 66,703자 · 133화면
「しかしとにかく君は画家ですよ。僕は画家ではない。」
「夜鷹」というような言葉をつかう孫四郎の興味に例のいや気をもよおしながらも、その上気した顔を見るとなんとなく気の毒なような気がして、裕佐はこういった。
「低いなりにもな。ハ、ハ。どうでわしはこれだけの絵職人さ。なんといったって。しかしおぬしなぞは生まれからいってもわしなぞとは仕事のわけがちがわなけりゃならん。それにまだ若いし、――あせることはないさ。すこしも。」
なんの親切気もない調子でこういうと、彼は長い立て膝をかかえながら、
「この間の又兵衛ばりの人物画はどうした。おもしろく行きそうだったが。」
「だめだ。失敗だった。」
ただ「人物画」とはいわずに「又兵衛ばり」のとちょっといやがらせを付け加えずにはおかない彼の癖に、裕佐がこうぶっきら棒に応じたのを、孫四郎はなお平然としてきいた。
「君、鋳物をやる気はないんかね。お父さんの伝でやって行きゃ、たちまち日本一だが。」
「ふむ、だれもまだあの術を知っているものはほかにないからな。」
裕佐は孫四郎の言葉の気持ちを自分の方からいった。
「あれでもその道のコツをのみ込みさえしたら案外おもしろい仕事ができるもんじゃないかとわしは思うがなあ。