후리가나로 읽는 일본 고전
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いずこへ
風と光と二十の私と・いずこへ 他十六篇
坂口 安吾의 風と光と二十の私と・いずこへ 他十六篇(いずこへ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,879자 · 242화면
然しそのとき庄吉には都落ちを慰めてくれる非常に大きな希望があった。それは東都の第一流の大新聞が連載小説を依頼してくれたからで、近頃では新聞の連載などではカストリもろくに飲めないけれども、そのころの新聞連載、それも彼の依頼を受けた第一流の新聞ともなれば、生活は一気に楽になる。
庄吉は孤高の文学だのストア派などと言われ当人もその気になっていたが、実際の心事はそうではなくて、何よりも金が欲しい。貧乏はつらいのだ。そのくせ武士は食わねど高楊子、金なんか何だい、ただ仕事さえすりゃいいんだ、静かな部屋、女房子供に患わされぬ閑居があれば忽ち傑作が出来あがるような妄想的な説を持している。
彼は然し実際は最も冷酷な鬼の目をもち、文学などはタカの知れたもの、芸術などというと何か妖怪じみた純粋の神秘神品の如くに言われるけれども、ゲーテがたまたまシェクスピアを読み感動してオレも一つマネをしてと慌てて書きだしたのが彼の代表的な傑作であったというぐあいのもの、古来傑作の多くはお金が欲しくてお金のために書きなぐって出来あがったものだ、バルザックは遊興費のために書き、チェホフは劇場主の無理な日限に渋面つくって取りかかり、ドストエフスキーは読者の好みに応じて人物の性格まで変え、あらゆる俗悪な取引に応じて、その俗悪な取引を天来のインスピレーション