후리가나로 읽는 일본 고전
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いずこへ
風と光と二十の私と・いずこへ 他十六篇
坂口 安吾의 風と光と二十の私と・いずこへ 他十六篇(いずこへ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,879자 · 242화면
そして速達を書いてしまう。親友の大門次郎に絶交されたときも、やにわに奴めに速達をだして来てもらったし、然し又、すぐ腹も立つ。
按吉は速達を見るとすぐ来たが、あんまり庄吉がやつれ果ててしまったので呆気にとられた。額の肉までゲッソリ落ちて、顔がひどく小さくなり、按吉の片手の握り拳におさまるぐらい小さくなって、その中に目と鼻と口だけは元の大きさにチャンとあるから、ミイラのように黒ずんで、喋るとまるで口だけが妖怪じみて動きだす。目と鼻と口をのぞくと、あとは黄濁した皺と毛髪だけであった。
「ああ、よく来てくれたな。会いたかったな。会えてよかった。あれから君はどんなに暮していた。君の部屋は静かなのか。勉強はできたか。ああ、今日はオレは幸せだ。ようやく君に会えたのか」
按吉は又呆気にとられた。酒に酔った場合の外は、陰鬱無言、極度に慎しみ深くハニカミ屋で、およそ感情を露出することのない庄吉であったから。
庄吉は頻りに泊ることをすすめたけれども按吉は〆切ちかい仕事があるからと言って強いてことわった。それというのが、病みやつれた庄吉と話しているのが苦痛で堪えられなかったからで、一向にはやらない三文文士の栗栖按吉に〆切に追われる仕事もないものだが、それをきくと庄吉は全然すまながって、そうだったか、無理にきてくれたのか、かんべん