후리가나로 읽는 일본 고전
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いずこへ
風と光と二十の私と・いずこへ 他十六篇
坂口 安吾의 風と光と二十の私と・いずこへ 他十六篇(いずこへ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,879자 · 242화면
ある日、酔っ払った寅さんが、私たちに話をした。時事の編輯局長だか総務局長だか、ともかく最高幹部のWが矢田津世子と恋仲で、ある日、社内で日記の手帳を落した。拾ったのが寅さんで、日曜ごとに矢田津世子とアイビキのメモが書き入れてある。寅さんが手帳を渡したら、大慌てで、ポケットへもぐしこんだという。寅さんはもとより私が矢田津世子に恋していることは知らないのだ。居合せたのが誰々だったか忘れたが、みんな声をたてて笑った。私が、笑い得べき。私は苦悩、失意の地獄へつき落された。
私がウヰンザアで矢田津世子と始めて会った日、矢田津世子の同伴した男というのが、即ち、時事の最高幹部なるWであった。加藤英倫が私に矢田津世子を紹介し、そのまま別れて私が自席で友人達と話していると、矢田津世子がきて、時事のW氏に紹介したいから、W氏は一目であなたが好きになり、あの席からあなたを眺めて、すばらしい青年だと激賞していられるのです、と言った。そこで私はWの席へ行き、話を交したのであった。
「桜」の結成の記念写真が時事に大きく掲載された。私は特に代表の意味で、新しさだか、新しいモラルだか、文学だか、とにかく新しいということの何かに就て、三回だかのエッセイを書かされていた。