후리가나로 읽는 일본 고전
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いずこへ
風と光と二十の私と・いずこへ 他十六篇
坂口 安吾의 風と光と二十の私と・いずこへ 他十六篇(いずこへ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,879자 · 242화면
ええママヨ、どうにでもなれ、ということが、いつも、つきまとっているのだから。
矢田津世子と私は「桜」をやめた。二号目ぐらいで、菱山もやめた筈だ。私はもう、あのころのことは殆ど記憶にない。雑誌のことも、矢田津世子のことも。私は特に彼女のことをつとめて忘れようとした長い期間があるのだから。
そのころのことで変に鮮明に覚えているのは、中原中也と吉原のバーで飲んで、――それがその頃であるのは私は一時女遊びに遠ざかっていたからで、中也とのんで吉原へ行くと、ヘヘン(彼は先ずこういうセキバライをしておもむろに嘲笑にかかるのである)ジョルジュ・サンドにふられて戻ってきたか、と言った。銀座でしたたかよっぱらって吉原へきて時間があるのでバーでのむと、ここの女給の一人と私が忽ち意気投合した。中也は口惜しがって一枚ずつ、洋服、ズボン、シャツ、みんなぬぎ、サルマタ一枚になって、ねてしまった。彼は酔っ払うと、ハダカになって寝てしまう悪癖があるが、このときは心中大いに面白くないから更にふてくされて、のびたので、だらしないこと甚しく、椅子からズリ落ちて大きな口をアングリあけて土間の上へ大の字にノビてしまった。