일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

まにわねんりゅうのこと

馬庭念流のこと

坂口 安吾

坂口 安吾의 馬庭念流のこと(まにわねんりゅうのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,569자 · 6화면

아오조라 문고

剣法というのは元来貴人に依存してきたもので、剣士は将軍や大名に召抱えられることを目標に修業に励んだものである。

ところがここにただ一ツ在野の剣法というものがあった。それが馬庭念流だ。

代々草ぶかい田舎に土着して、師弟ともに田を耕しつつ先祖からの剣法を修業し、官に仕えることも欲せず、名利ももとめない。さればといって剣を力に、徒党をくんで事をはかるようなことはミジンといえどもしたことがない。師弟ともに百姓のかたわら剣法にはげむことを先祖代々の無上の生活としていたにすぎないのである。

幕末の直前にちょッと江戸に道場を開き、千葉周作と争ったことなぞもあるが、馬庭念流の歴史のうちではむしろ異端に類する時で、その真骨頂は百姓剣法をもって天職とし、草ぶかい田舎にこもって伝統の剣法を受けつぎ楽しんで出でて名声をもとめることを知らなかったその上の数百年にあるといえよう。

講談本なぞでも、馬庭念流は他流にとって謎の剣法だ。名利をもとめないということは俗物にとっては奥ゆかしさよりも薄気味わるさが感じられるもので、またそれは実力がないせいだろうととかく俗物はそんな風に解釈したがるものだ。