후리가나로 읽는 일본 고전
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 魔法人形/サーカスの怪人(まほうにんぎょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 148,224자 · 297화면
少年団員のあるものは、小さな木のかげに、あるものは、バスの車体の下に、あるものは、長くのびた草の中に、腹ばいになり、また、あるものは、バスの後部の出入り口の木の階段のかげに身をかくすというふうに、はなればなれになって、四方から正一君のバスを見はっていました。
昼間はなにごともなく、やがて、夜になりました。少年たちは、べんとうのかわりにポケットに入れてきた、パンをかじって、じっと、かくればにがまんをしています。
あたりが、まっ暗になってきました。見あげると、空に星がキラキラかがやいています。むこうの大テントの中には、あかあかと電灯がついて、バンドの音が、はなやかに聞こえてきます。まだサーカスはおわらないのです。やがて、最後のよびものの空中曲芸が、はじまるところでしょう。
浮浪児に変装した小林少年は、正一君のバスの出入り口の木の階段のかげに、身をかくして、ゆだんなく、あたりを見まわしていました。バスの中には、正一君とミヨ子ちゃんが、机がわりのだいで、本を読んでいるのです。
しばらくすると、むこうの大テントの中の電灯が、だんだん暗くなっていきました。