일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かいじんじゅうまんかん

魯庵の明治 山口昌男、坪内祐三編

内田 魯庵

内田 魯庵의 魯庵の明治 山口昌男、坪内祐三編(かいじんじゅうまんかん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 27,671자 · 55화면

아오조라 문고

交通の便利というは此淘汰を行う為めの準備であって、四捨五入で弾き出される我々は電車に乗るべき任務を背負わせられるのだ。

▲電車のお客様の大多数は我々階級のものである。我々以下の労働者の為めには特に割引車というものがあるから乗客の大多数は我々階級のもの、即ち既に市から掃出されたか、或は早晩掃出さるべき運命を持ってるものである。其都市の劣敗者――というのが悪るければ弱者――が毎日電車に乗って市の重大なる財源の供給者となっている。

▲交通の便利の恩恵を受けるのは市の附近の農民で、ツイ十五六年前までは一反いくらという田や畑が宅地となって毎年五六割ずつ騰貴する。甚だしきは一時に二倍三倍に飛上る。夫までは糞桶を担いでいた百姓が俄に紋付の羽織を着る地主様となって、お邸の旦那様が一朝にして下掃除人の地借或は店借となって了う。経済上の変革が齎らす位置転換も爰に到って頗る甚だしい。尤も狡猾な都会人に欺かれて早くから地所を手放して了ったのもあるが、中には拱手して忽ち意外なる市街地の大地主となったものもある。都会の成金は屡々嘲弄嫉妬の目標となったが、市外の成金は誰にも気が付かれない中に労働者から大紳士になって了った。