후리가나로 읽는 일본 고전
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はとつかい
鳩つかひ
大倉 燁子
大倉 燁子의 鳩つかひ(はとつかい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,680자 · 30화면
偽博士
「俺や知らねえ、名前も知らねえ、顔も知らねえんだが、素晴しい豪い人だって事だけは吉公から聞いている」と云ったが、急に莫迦にしたような眼で赤星を見上げ、
「親方を知っているのは吉公たった一人だよ。その大切な奴を殺しちゃったんだから、お気の毒だが、もう分らねえよ。旦那方がいくら足掻いたって金輪際知れっこありゃしねえ」
と嗤った。
唖の権と青痣の吉公を刑事等に任かせ、赤星は一人で何処へか行ってしまった。
偽博士
警視庁へ帰ってきた刑事等は事の顛末を立松に報告した。
「いや、御苦労さま。君達も疲れたろうが、僕もこの事件には全く手古摺ったよ、というのは、弁護士の佐伯田博士の処へまた鳩が来たんだ」
「えッ! またですか?」
「僕は佐伯田博士が臭いと睨んでいたんだが、その博士が脅迫されたとなると全くもう分らなくなってしまった」と云い終らないうちに、卓上電話のベルが急遽ましく鳴った。出てみると赤星の声で、
「すまんが、刑事を二三人連れて、東京駅の乗車口まで大至急来て下さい、佐伯田博士の処へ鳩が来たそうだから――、早くしないとまた失敗する。――委しい事は後で話す」
「ヨシ、じゃ直ぐ行く」