일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

かもがわをあいして

鴨川を愛して

新村 出

新村 出의 鴨川を愛して(かもがわをあいして)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,312자 · 11화면

아오조라 문고

大正十二年、その家をこわして、こちらに移したわけですが、この家ができるまでの間、つまりその年の七月から五カ月間あまり、下鴨の社家町で過ごしました。下鴨の森の西側で、ちょうどいま電車通りになっているところです。こうして、いつも加茂川とはなれずに住まってきたのも、私を加茂川に因縁づけた一つの力になっていると思うのです。

ところで、私は「重山」という号をもっております。これは、私の名前が「出」で「山」を二つ重ねた文字に似た格好だからです。私の「出」という名前は、父が役人で、明治九年、山形県から山口県へ転任したときに私が生まれたので「山」を二つ重ねてつけたものらしいのです。非常に山に縁のあるような感じがしますが、事実は逆で、私は川の方に非常に因縁が深いのです。

私が生まれたのは、山口県の小さな川のほとりでした。加茂川の三分の一くらいで、河原や洲が多く、流れの少ない川でした。ここに六歳までおりましたが、明治十五年、父が東京に転任になったので、隅田川左岸の向島に移りました。

その後、父は「あまり欧米に心酔するのはよくない」という保守的な考えから、私を下総国(千葉県)の佐原にあった幕末の漢学者の塾に入れました。