일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さとう

麻布襍記 ――附・自選荷風百句

永井 荷風

永井 荷風의 麻布襍記 ――附・自選荷風百句(さとう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,256자 · 77화면

아오조라 문고

冬至は太陽暦では十二月の二十日前後に当る。十二月は東京の冬の最もうつくしい時節である。寒気もまださして厳しくはない。一枚小袖の十一月時雨の降つづく晩なぞに比すれば、冬支度の全くととのった十二月の方が却って寒くはない。

十二月には快晴の日がよくつづく。秋から冬にかけて気候の甚しく不順な年にも十二月になれば天気は大抵定まるものである。木の葉という木の葉はきれいに落ち尽してしまうので日がよく当る。冬青樹、扇骨木、八ツ手、木斛なぞいう常磐木の葉が蝋細工のように輝く。大空は小春の頃にもまして又一層青く澄み渡って見える。小春の頃にはどうかすると午後の日光が夏のように、眩しく照付けるが為であろう。

十二月は春にもまさって庭に小鳥の声の最も賑う時節である。簪の玉のような白い花の咲く八ツ手の葉陰には藪鶯が笹啼している。鵯は南天の実を啄もうと縁先に叫び萵雀と鶺鴒は水たまりの苔を啄みながら庭の上に囀る。鳩も鳴く。四十雀も鳴く。年中耳馴れた雀の声もいつもに増して楽し気に聞える。

十二月はまことに南軒曝背の好時節。日当りのよい縁先に水仙福寿草の蕾のふくらむのを見ればおのずと杜甫が天時人事日相親。