후리가나로 읽는 일본 고전
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おうごんかめん
黄金仮面
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 黄金仮面(おうごんかめん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 143,357자 · 287화면
この真珠陳列場には、二十万円に相当する設備があった。頑丈な厚ガラスの扉には、特別の錠前がつき、その鍵は博覧会事務所に出張している真珠店の信用ある店員が保管し、番人も、一般に募集した少女ではなく、真珠店が傭入れた屈強の中年男である。まだその上に、万一の盗難を予防する為に、ある巧妙な秘密装置まで出来ているとの噂があり、そんな物々しい警戒が一層見物の好奇心をそそった。
さて、博覧会開催第五日目の出来事である。その日はある高貴なお方の御来場を仰ぐというので、午後二時から、各陳列場の入口を閉し、一般観衆は暫くの間、余興場の立並ぶ一廓へと追い出された。
大真珠「志摩の女王」の陳列された第一号館の建物は、貴賓御巡覧最初の御道筋に当るので、最も早く見物を追い出し、場内を清め、看守を交代させて、静かに御来着をお待ち申上げた。
今まで雑沓していた館内が、見渡す限り、生人形みたいに御行儀のよい看守達の外には、人影もなく、物音も聞えず、まるで教会堂の様にガランとして、白昼ながら深夜の静けさであった。
大真珠陳列台の並びの一側には、四人の看守がついていた。真珠護衛係の中年男、その左右に五六間の間を置いて、十七八から二十歳位の少女看守三人、それから向うは、通路が曲っているので、見通しが利かず、つまりその部分はこの四人の持場といった