일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こくびゃくストーリー

黒白ストーリー

杉山 萠円

杉山 萠円의 黒白ストーリー(こくびゃくストーリー)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,356자 · 42화면

아오조라 문고

――16――

宿屋にも充分の心付けをして「当分娘と共に厄介になるから」と最上等の室へ案内させた。

室に通ると音絵は武丸に「又父に会われましょうか」と問うた。

武丸は自分の胸を打って事もなげに微笑した。

音絵は元気が出て久し振り湯に入った。

――16――

音絵の家は大騒ぎになった。狂気のような養策、泣き伏す看護婦、警察の人々、親類縁者、近所の人々、診察に来る患者などがゴッタ返した。

戸塚警部は音絵の手筥に秘められた琴の爪が一つ足りない事と、その下に敷いてある新聞に「青眼鏡の賊」の記事が載っている事を発見して腕を組んだ。それから間もなく家の外まわりの土塀の蔭に落ちている紙包みを拾って見ると、中から不足している琴の爪を発見した。手筥の指紋、賊の足跡等が次から次へ調べられた。

戸塚警部は養策に琴の爪を示して一つ離れている理由を問うた。

養策は空しく頭を振った。

戸塚警部は歌寿を訪うて同じように琴の爪を示した。

歌寿は渡された爪を手で探って見て「これは私がお嬢様に差し上げたもの」と云った。

戸塚警部はうなずいた。「それではそのお嬢様に秘密の愛人がある事を聴かなかったか」