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それから

それから

夏目 漱石

代助醒来时,脑海里悬着一块木板,随脚步声消失。他总在半夜按着胸口数心跳,思考这跳动的生命到底意味着什么。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 172,794 字 · 347 页

青空文庫

硝子戸だから、戸越しにも空は見えた。ただ昨夕より暗かった。曇ったのかと思って、わざわざ縁側まで出て、透かす様にして軒を仰ぐと、光るものが筋を引いて斜めに空を流れた。代助は又蚊帳を捲って這入った。寐付かれないので団扇をはたはた云わせた。

家の事はさのみ気に掛からなかった。職業もなるがままになれと度胸を据えた。ただ三千代の病気と、その源因とその結果が、ひどく代助の頭を悩ました。それから平岡との会見の様子も、様々に想像してみた。それも一方ならず彼の脳髄を刺激した。平岡は明日の朝九時頃あんまり暑くならないうちに来るという伝言であった。代助は固より、平岡に向ってどう切り出そうなどと形式的の文句を考える男ではなかった。話す事は始めから極っていて、話す順序はその時の模様次第だから、決して心配にはならなかったが、ただなるべく穏かに自分の思う事が向うに徹する様にしたかった。それで過度の興奮を忌んで、一夜の安静を切に冀った。なるべく熟睡したいと心掛けて瞼を合せたが、生憎眼が冴えて昨夕よりは却って寐苦しかった。その内夏の夜がぽうと白み渡って来た。代助は堪りかねて跳ね起きた。