轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

なよたけ

なよたけ

加藤 道夫

「三田文学 四・五月号、六月号、七・八月号、九月号、十・十一月号」1946(昭和21)年5月~10月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 81,415 字 · 163 页

青空文庫

胡蝶と蝗麻呂も戻って来た。わらべ達はみんな二人の青年となよたけを囲むようにして、並んで聞いている。………

文麻呂 なよたけ。僕達を誤解してはいけません。僕達はあなたのこころの友達なのです。僕達にはあなたの美しいこころが分るのです。あなたの呼吸使いの中に汚れのない自然を感ずることが出来るのです。……なよたけ、……僕達二人は詩人なのです。

何やら急にまた小鳥達の声が騒がしいほど、遠近にその数を増して行く。竹の葉を通す陽光は再び鮮かな緑にきらめき始めた。

清原 (最大の勇気を振って)なよたけ。……ほ、ほら! 聞いてごらんなさい! 小鳥達までが僕達のめぐり逢いを祝福してくれるではありませんか?……自然が僕達の友情を謳歌してくれるのです! なよたけ!……あの美しい小鳥の唄を聞いてごらんなさい!

とたんに小鳥の囀る声、聞えなくなってしまう。清原ノ秀臣、とりつくしまがなくなる。…………

文麻呂 なよたけ。……御覧なさい! 鮮かな緑の竹の葉を通して、輝かしい僕達の太陽が恵みの光を投げかけているではありませんか!……あれこそは偽りのない神の祝福の啓示です。僕達は祝福されているのです。