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ソヴェトぶんだんのげんじょう
ソヴェト文壇の現状
宮本 百合子
「綜合プロレタリア芸術講座 第一巻」内外社、1931(昭和6)年5月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 28,896 字 · 58 页
「五ヵ年計画」
では、その客観的情勢の変化そのものは、どこから来ているのだろうか。
目下、ソヴェト同盟が第三年目に入った生産拡張の五ヵ年計画によってだ。今日のソヴェト同盟内に起るどんな小さい社会悲劇も喜劇も、この一九二八・九年から三三年に亙る五ヵ年計画の偉業ときりはなしては説明出来ない。
* このプラカートの欠字は一九四八年の今日うずめることができない。
「五ヵ年計画」
これまでも、ソヴェト同盟で生産は計画的に行われていた。
記念すべき一九一七年以来、毎年、国家計画部と最高経済会議とが中心になり、ソヴェト同盟内の各企業の生産力、労働力、消費、などを調査し、その年の生産予定をきめた。生産予定は、各生産組合へふりあてられる。組合は、組合が管理しているトラストへ。トラストは各工場へ。工場では一般会議で、その生産予定を各職場にふりあてた。
同時に、五年ずつ先へ先へと、生産拡張の予想計画というのをたててソヴェト同盟は、着々、欧州大戦と国内戦とで低下した生産能力を高めつつあった。
ソヴェトでは、十月が経済年度のかわりめだ。前年度の決算報告が『プラウダ』(党機関紙)『イズヴェスチア』